ささっと描いて、それらしく見せる

混合ブラシには可能性を感じるのだけれど、一つ大きな欠点があった。それは複数のレイヤーで色混ぜの効果を使おうとすると、途端に動作が遅くなるという点。これのせいでデジタルの利点であるレイヤーが全く使えなくなってしまう。

絵の描き方でいくつか進歩があったので、記録しておく。

絵を描く時に、いきなり細かく描き始めるのではなく、まずはそれぞれをブロックに分割して、それらの競合によって絵の全体的な構成を固めてゆくという進め方の方が良い。

細かく描くのは最終手段で、それ以前に、どうやったら錯覚を用いてそれらしく見えるようにできるかを考えた方が良い。例えば髪の毛は一本一本書き込まなくても、光の当たっている面と当たっていない面を上手く組み合わせればそれらしく見えるようになる。

適当に一つブロックを作っても大丈夫である、なぜなら次に他のブロックを作り、それらの競合によって形が洗練されてゆき、絵として見えてくるから。

だから、まず細かく描くのはやめて、できるだけブロックで描けないか検討してみるのが良い。

闇雲に描くのではなく、できるだけ点数の高いところで勝負する。

原則として、

要は、手っ取り早く描いて、それらしく見えれば良い

という考え方で描く。他のテクニックとかアイデアは全てこれを実現するために生み出されてくる。

一つの強力な手法が、ブロックの競合によって絵を形作るという考え方である。

それまでは完成形をなぞる事が描くという事だったが、この考え方では色々な要素が組み合わされることで、つまりそれらのアンサンブルによって絵が生まれるということになる。今までは全て独唱で曲を作っていたが、そこから進んで、合唱によって歌を作るという感じ。

一番理想的なのは、サッサッサといくつかブロックを描くだけで、もうそれがみれる絵になっている(描こうとするものが想像できる)こと。

絵を描くというのはかなり個人的なことなので、なかなか他人に説明する事が難しい。感覚的な言葉でしか説明できない。

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