ビジュアルコミュニケーションの要素分解。
人間が画像を見たときに感情を呼び起こす。このプロセスを理解すること。
- 関連付け
- メカニズム:オブジェクトよりも画像を構成するシェイプ、ライン、色の作用が大事
- 響くとき
まず、
画面内に「何が描かれているか」よりも、「画面がどのようなシェイプ、ライン、色から構成されているか」の方が重要だ。
というのが非常に含蓄あふれる言葉である。これらの構成要素から人は過去の経験に関連付け、感情を呼び起こされる。だから、これらの要素を適切に選択することで、絵を見る人に狙い通りの情報を伝えることが出来る。逆に言えば、そのメカニズムを理解しさえすれば、人の感情というのはどうしようもないものではなく、コントロール可能であることに気がつくべきなのだ。そして伝えたいと思うことと、その伝え方が合致しているとき、それは人の心に響く。
自分の感覚からも十分理解できるように、人間は絵を見たときその細部全てを認識してから絵を評価するのではなく、見た瞬間には既にそこから感情を引き出している。つまり、細部よりもまず抽象的な要素が人間の心に訴えかけるのである。
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