イントロダクション
ステップバイステップで、ちゃんとしたポートレイトが描けるところまで持っていってくれるらしい。
使う道具
絵を描くのにあたって必要なもの
- ソフトウェア=photoshop
- タブレット=今使っている液タブ。
photoshop以外にも無料のソフトウェアを使っても良いと言っているが、動画ではphotoshopを題材として扱うので明らかにphotoshopを使うのが効率的。今までクリスタを使っていたけれど、ついに世界標準のphotoshopに乗り換える時が来たように思われる。漫画とかを描くのだったらクリスタで良いのだろうけど、自分が描きたいコンセプトアート関連では、海外がメインで、海外ではphotoshopがメインなのだ。
その1
photoshopを起動→新しいドキュメントを作成する→recent detailsの設定は
- タイトルはあとで変えられるのでここでは特に設定しない
- アメリカでは一般的にはレターサイズが用いられる。
- widthは8.5インチ
- heightは11インチ
- 解像度は
- 72ppi(オンラインのみ)
- 300ppi(作品をプリントする場合)
- RGBモードの方が何かと便利
- 他の設定は特に変える必要がない。設定を保存することが出来る。
インターフェイス
最初にphotoshopを起動するとたくさんのパネルが左右上下に表示されているが、初心者にとっては全てを使うわけではないので、全てドラッグして取り出して消してしまう。それでも問題はなくてメニューバーの「ウィンドウ」から必要なパネルはいつでも再現することが出来る。
パネルの位置は自分の好きなようにアレンジすることが出来る。そしてそれらの配置を名前をつけて保存することもできる。ウィンドウ→ワークスペース→新しいワークスペース。保存したワークスペースへは右上のアイコンから行ける。
ナビゲーション
いくつかの作品を同時に開いている状態で、それらをポップアップウィンドウで取り出して表示することが出来る。絵をD&Dすればその絵を表示させることが出来る。
絵の表示モードには
- 通常
- フルスクリーンモード
- プレゼンテーションモード
の3種類があってそれらはFキーで移り変わることが出来る。フルスクリーンモードが便利なので大体これを使う。
ショートカット
キャンバスを動かして、特定の部分をズームするという操作はよくよく使うものであるから、これのショートカットキーを覚えておくのはとてつもない有用性がある。
- キャンバスを動かす=スペースバー
- ズーム=スペースバー+コマンド
その2
photoshopのスマートガイドがオンになっていると非常に作業がし辛いので、これをオフにする場合は「表示」>「表示・非表示」>ガイドでOK。
レイヤー
デジタルペインティングとアナログの最も大きな違いは、レイヤーを使えるか使えないかである。レイヤーパネルの右下にあるアイコンから新しいレイヤーを即作成することが出来る。削除するにはゴミ箱アイコンへD&DすればOK。shiftで複数選択して一気に削除することも出来る。
レイヤーはマスク出来る。
レイヤーは上から順番に見えている順番となる。
ムーブツール
オートセレクトがオンであると、クリックした対象が描かれているレイヤーが自動的に選択されるが、絵が複雑になってくるとこれが逆に邪魔になるので通常はチェックを外しておくのが良い。ただし⌘を押すとオートセレクトをONに出来る。さらにshiftを追加すると、複数のレイヤーをオートセレクトで選択することが出来る。
レイヤーを選択した状態でoptionを押したまま移動させると、レイヤーをコピーすることが出来る。
⌘+Jで選択したレイヤーを直接コピーすることが出来る。
⌘+Zで元に戻る
ヒストリーパネルで、今までの操作の一覧を見ることが出来て、いつでもそこへ戻ることが出来るので便利。
ブラシと消しゴム
Bでブラシを選択できる。
新しいブラシはブラシパネルにあるアイコンからインポートを選択することで可能。
Eで消しゴムを選択できる。
消しゴムは各ブラシに対してその効果が変わる。ぼんやりとしたブラシならぼんやりと消える。
ブラシのサイズを変更するにはalt+control+右クリック。これは非常によく使うショートカットなので覚えておくのが良い。
新しいショートカットキーを作ることもできる。編集>ショートカット
まだまだブラシについてはあるけれど、最初はこの位にしておくのが良いとのこと。
色を混ぜる
何かを塗る時に、常に新しいレイヤーを使うと良い。
altキーでカラーピッカーを使うことが出来る。
自分がなんの色をピックしているのかは左下、または色パネルで確認できる。
二つの色を混ぜた時に現れた色をピックしてまた塗ってを繰り返すことで、一方の色から他方への自然なグラデーションを作ることが出来る。
その3
レイヤーを上手に使う
消しゴムの便利機能。二点を結ぶ全てを消すには、一点を消してから別の点をshiftを押しながら消す。
キャンバスを回転させるにはRを押しながらドラッグ。元に戻るにはescを押す。
ちょっとした小ネタ。複雑な形を塗ろうとする、あるいは消そうとする場合、その形に沿って行う方法と、大まかに塗って削り取るという手法がある。
境界線内だけを塗る方法
レイヤーパネルのロックアイコンをクリックすることで、対象レイヤーだけを塗ることが出来るようになる。
カラーパネルを玄人風にする
カラーパネルのアイコンから「カラーホイール」を選択する。
あるレイヤーを他の特定のレイヤーの「子分」にするには、altを使う。altを押しながら境界線上にカーソルを移動させると良い。
基本的に、新しい属性には新しいレイヤーを作ると良い。レイヤーをこの位気軽に作ってゆくと、最終的には膨大な数のレイヤーが作成されることになる。これらをレイヤーパネルのアイコンをクリックすることでグループ化することが出来る。また絵を描き終わったとに、⌘+Eでレイヤーを一つにまとめられる。
ここに示されている課題をやっていて思ったのは、photoshopの方がクリスタに比べてグラデーションが遥かにつけやすいということだ。何の設定が影響してこの差が生じているのか分からないが、クリスタで苦労していたのは一体なんだったのかという気分になる位には簡単である。
またもう一つは、これもおそらく設定の問題ではあると思うのだけれど、クリスタでは色を重ねる時に画面からペン先を離さなくても重ねて往復させれば、色をどんどん濃くすることが出来た。(主に使っていたのは油彩平等であった。)しかしphotoshopの場合、筆圧で濃さを一筆の中でコントロールすることは出来るが、一度画面からペン先を離さないと色を重ねて濃くすることが出来ない。これがphotoshopなのだと言われれば慣れるしかなさそうだが、もしかするとこちらの方がスタンダードなのかもしれない。
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