さて何の絵でしょうか。
正解はブラウスです。一時間ほどチマチマ頑張っていたけれど、服のシワを表現するのが難しすぎた。チマチマ描いている時は大抵失敗の兆候。要は本質が分かっていないから、必要のない部分まで描き込んでしまう。本質が分かっていれば、ずっと少ないタッチで表すことができる。時間もそこまでかからないはず。
人間の顔は割と描けるようになってきたから、人間の顔とブラウスの違いがどこにあるのか研究するのがいいかもしれない。
絵を描き始める時、まず適当に描き始めるとそれが呼水になってモチーフを立体的に想像できるようになってくる。シワもそうだけど、あらゆる部分は全体の立体的形状に沿って現れるから、それを無視しない方が良い。
多分服のシワはそこまで描き込まなくても、本質的なシワをいくつか描けば、それで服らしく見えてくるはず。だから「シワらしい陰影をどうやってつけるか」「本質的なシワはどれか」が分かれば良いと思う。
こうやって色々なモノの本質を探ってゆくと、どんどん絵についての理解が深まってゆく気がする。
本質の見極め方
一つは「薄目にする」。あるいは遠目で見る。どっちも認識の解像度を下げて眺めてみるという共通項がある。
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