何となく分かってきた

色を使って描き始めて二日ほど描き続けているが、だんだんとコツが掴めてきた気がする。モノクロの時と比べて全然上手くいかないから正直かなり凹んでいたのだが、これで何とか頑張れそうである。

「描いていれば手がかりが掴める」

格言である。

重要なこと

まず、徹底的に面で捉えること

曲面だろうがまず面に分解して捉える。面同士の接続はあとでグラデーションを付与することでどうにでもなる。先入観を捨てきれずにいると、面の構成が甘くなるから、徹底的によく見ることが大切。

面で捉えたら、次に

面に正確な明度の色を乗せること

暗い色はちゃんと暗く、明るい色はちゃんと明るくすること。

この二つを意識して描くだけで、全然違う。

同じことを何回も言っている気がするけれど、やっぱりここが一番重要。しかもタチの悪いことに、描いていると忘れてしまいがち。

色についてだが、

これを買ったがとても良い本で参考になった。特に、目的の色を作るとき、色を足すというのが勉強になる。何と、油絵は基本色には3色あれば良いと。色面で捉えるというのも、この本に描いてあって忘れかけていた大事なことを思い出させてくれた。

白黒で描いている場合、物を面で捉えたあと、その面に対して適切なトーンを塗り付ければよかった。しかしカラーの場合、面で捉えるところまでは同じだが、そのあと、適切な色を塗りつける必要がある。このことがモノクロとカラーの違いである。カラーホイールで目的の色が見つけられないなら、それはもう作るしかない。素晴らしい考え方である。

面白いことに、影は単に黒なのでなく、そこに青とか赤といった色がついている。光も単に白ではない。白黒の時は単にトーンだけを気にしていれば良かったのが、カラーだと色まで考える必要がある。つまり観察するモノの変数が増えた。一次元(明暗)出なく、三次元(色の三要素)になった。これが難しいところであると同時に、カラーの表現の幅、魅力なのだと思う。

今までグラデーションを作る技術の習得に注力していたから、面で捉えるという意識が希薄になっていた。これからはしっかり基礎の基礎である面での分解を行ってゆこう。面で捉えられた後に、グラデーションの技術を生かせば良い。

 

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