2020年8月














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自分で描いた絵と実物を見て描いた絵で、何かが根本的に違うが、それが一体どのような要素であるか、まだはっきりしない。こういう時に教室とか通っていれば一発で教えてもらえるから良いなとは思う。独学の難しいところ。

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足りない部分は色々な要素が重なっていて、一つだけ「これだ!」とは言えない気がする。ただ、今日ひとつ分かったのは、人間の体のパーツを真っ直ぐに描いてしまう癖があるという事。それは首回りの描き方から悟った。人間、体育座りをすれば、それを横から見ると背は曲がっているはず。この湾曲を正面から見た時もしっかりと意識出来ていなければいけない。それが意識出来ていない事が首と胴の接続部の描き方に全て現れてきている。

身体を部分的に分解しないで統一的に、一つの塊として思い描くことができた時、とてつもなく絵が上手くなると思う。

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身体をしっかりと描くには脚と腕の接続部をしっかり塊として描ききる事が大切。また、完全に横から身体を眺めるということはほとんどあり得ず、多少なりとも角度がついている。

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分析的な思考に囚われずに、直感で描いてみるのが良いと思われる。分析的に考えながら描いていると、直線や曲線がどうしても退屈になってしまう。モデルを見たときの直感的な感覚を大事にしていきたい。

最近動画編集にも興味が湧いてきたので、少し勉強している。こういう動画が作れるようになったら良いなと考えている。

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今後絵の魅力を向上させるには、次を意識すると良いと思われる:
1。各パーツのサイズを大きめにする(小さく描きがちなので)
2。各パーツにメリハリを持たせる(平坦に描きがちなので)
3。立体的に正しく描く

どれだけ細かく描いたとしても、見る人の認識の閾値以下であればあまり意味のないことである。ぱっと見てしっかりと認識に残るようにサイズを大きく、メリハリをつけて描く事が大切である。

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自分で描くと何でも見下ろし視点になってしまう癖があったが、理由が分かった。
奥行きを表現するとき、見下ろし視点にする方が楽なのだ。
一方、見下ろしではなく水平の場合は、重なり・圧縮によって遠近感を表現しなくてはならない。そしてそれがかなり高度な技術である。
重なり・圧縮によって遠近感を表現すれば、自然と見下ろし視点から脱却出来ると思われる。「見下ろし視点を脱却せよ」というスローガンはあったが、ここでやっと具体的なその方法が分かったのが大きい。

とにかく線を置いて、直感というソフトウェアによって修正を加えるのが一番楽な方法と思われる。

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立体的認識力を高める為、極端なポーズに挑戦してみた。

  • 一筆描
  • 重なり・圧縮
  • パーツを強調

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色々考えてから描くよりも「描いてから考える」方がずっと楽。

人間にとって、モデル通りに正確に写しとるのは非常に難しい。モデル通りに写していると思っていても、実際にはズレが生じている場合が多い。人間の能力は高いから「形を写しとる」という能力をエミュレートして実現することはできるが、本来備わっている能力「全体を見て自然・不自然を察知する」には到底及ばない。

従って、ある程度自分で描けるようになると、モデル通りに写取ろうと考えるよりも、それを参考にして自分が自然だと思う絵を描いた方が結果的に形通りにかける気がする。

これを実現するためには「一筆書き」画法が非常に有効である。

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いままでのまとめ
2ヶ月ほど修行をしてきて、現時点で得た知見をまとめてみようと思う。

立体的に矛盾のない絵を描くことが重要。人体の構造や美しさを勉強しても、結局立体的に矛盾のある絵だとどうしようもない。そういう意味で立体的に矛盾のない絵を描く技術は基礎技術である。それでは立体的に無矛盾な絵をどうやって描くのか、その技術的なノウハウを蓄積してゆくのが今の修行の目的と言える。

  • 「直感ソフトウェア」を上手く利用する。絵を描く前に立体的無矛盾性を得るために、事前の構想を色々と考えていた。そうではなく、無矛盾であるかどうかはあまり意識せずにまず描いてみて、そこから全体を見て人間の「立体的直感」を使って修正を加えた方がずっと楽に絵が描けることに気がついた。
  • 重なりと圧縮を意識する

この二点を意識するだけで全然違う。

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